医師を志した理由とプロフィール
医師を志した理由
私が医師を志した理由ですが、祖父と父が内科医をしておりその背中を見て育ったことが大きいと思います。ともに地域に根づいた開業医として懸命に取り組んでいる姿を目の当たりにしており、大学で経験を積んだ後は開業医になり地域医療に貢献しようと心に決めておりました。これまで学んできた幅広い臨床経験を存分に活かし、子供からお年寄りまで幅広く診療できる地域に根づいたホームドクターとして人生を全うしたいと思っています。
臨床医としての私のプロフィール
私のこれまでの医師としての臨床経験ついて述べさせて頂きます。
私の最終経歴は母校である日本医科大学千葉北総病院での呼吸器外科医であり、肺がん・縦隔腫瘍・自然気胸など多数の治療経験があります。肺がん外科治療に関しては名医のいる病院(医療新聞社)に2018年から2024年まで連続して掲載されました。また、呼吸器内科疾患である肺炎・慢性閉塞性肺疾患・気管支喘息・非定型抗酸菌症などの治療経験も有しています。したがって、呼吸器疾患が専門であります。しかしながら、私が大学の入局した医局の業務体制(消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・内分泌外科の4科が1つの医局として機能)の関係上、4科の疾患の治療に携わっていました。
医師になってからの約5年間は主に消化器外科医になるべく消化器外科の専門病院で外科研修を行ってきました。そのため上部消化管内視鏡検査や大腸ファイバーの施術の経験を多数有しており、胃がん・大腸がん・鼠経ヘルニア・虫垂炎・痔核などの手術経験もあります。
私は学位を取得するために母校の第2病理学に籍を置き、大腸癌の浸潤機序についての研究をしており、大学院3年の時点で研究がほぼ形になっていたため、当時の大学院教授の勧めもあり、米国オハイオ州のシンシナティ大学の心臓病理学部門に留学しました。大腸癌の研究のテーマはマトリックスプロテアーゼであるカテプシンBの発現意義についてでしたが、米国での研究テーマは虚血再灌流障害に関するテーマであり日本で行っていた研究とは全く異なる研究を約2年で行い、当時大変苦労しましたが、運よく2つの研究は論文化されました。
留学から帰国してからは心臓血管外科の診療にも携わっており、心エコー検査、心臓カテーテル施術・ペースメーカ埋め込み術・下肢静脈瘤の手術歴も経験しています。内分泌外科でも臨床経験があり、甲状腺・乳腺エコー検査や甲状腺・乳腺外科手術なども経験をしております。上述の幅広い臨床経験を積み、これまでに呼吸器外科専門医、外科専門医、外科指導医、胸部外科認定医さらにはがん治療認定医、産業医の資格を取得しました。
また、大学で病院教授として外科医として働く傍ら15年間にわたり内科・外科・整形外科・小児科を標榜科として掲げた三重県の実家のクリニックを手伝ってきました。また、都内の三鷹市のクリニックでも継続的に15年以上現在に至るまで健康診断や一般内科外来を行ってきた経験があります。高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病を中心として内科全般の診療や健康診断、小児科の診察やワクチン接種、変形性腰椎症や腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、肩関節周囲炎や変形性肩関節症への関節内注射や痛みへのブロック注射やトリガーポイント注射、骨粗鬆症の治療を行ってまいりました。さらに在宅医療を行う準備として直近の4年間は在宅医療にも携わっておりました。当院の診療の特徴は子供からお年寄りまで年齢問わず患者さんの健康の維持に上述の豊富な臨床経験を生かせることであると考えています。